PROFILE

   
Pocket

元ロックバンドのベーシスト。現在は、今まで培ってきたベースに関する知識や技術を発信して、「初心者にわかりやすい」をモットーに活動中。

神奈川県出身

1988/2/19生まれB型

  • 2007年頃(19歳)「バンドやろうぜ」という地元の友達の一声で、ノリでバンドを始める。
    そこで初めてベースに触る。
  • 2010年頃、神奈川県にてバンド活動を本格的に始める。
    幾度かのバンド名変更をし、ガールズRockバンド「リベラリドル」を結成。
  • 2014年、ミニアルバム「liberalismの足跡」で全国デビュー。
  • 2016年5月、リベラリドル活動休止。
  • 2018年、男性4人組rock バンド「AKUBI 」を結成。約1年半後に脱退。

これまでの歩み

こんにちは。元バンドマンでベーシストのリョータです。

私のサイトを見ていただき、ありがとうございます。

いったい何者なんだ?という方が大半だと思うので、、私の音楽活動の経歴を紹介していきたいと思います。

私が音楽と関わるようになったのは、大学生で19歳の時です。それまでは、全く音楽とは無縁の生活をしていました。

小学生から高校まで、ずっとサッカーに打ち込んできました。将来の夢は「プロサッカー選手になる」ことでした。しかし、それは結局”夢”でしかありませんでした。

そして、高校最後の大会が終わり、すっかりやり切ってしまった私は、「心にぽっかり穴が空いた状態」が続いていました。

というのも、ずっと生活の中心にあったものがなくなると、一気に自分は「どうしたいのか」わからなくなったからです。

働くことは考えられなかったので、なんとか大学に進むことができました。

しかし、そんな大学生活はひどいものでした。

それまで、遊んでこなかったので、心の穴を必死で埋めるように夜な夜な仲間と遊びに明け暮れていました。

大学にもあまり通わなくなり、バイトも無断で休んだり、中途半端なことばっかを繰り返していました。

そんな生活が心を満たせるわけではなく、よりいっそう空いた穴は大きくなり、自分がいやになっていくばかりでした。

そんな中、いつものように地元の仲間と話していたところ、一人の友達が何を思ったか「バンドやろうぜ」と放った一言が、すべての始まりでした。

ほぼ全員初心者(一人だけアコギをかじってた程度)の集まりでしたが、ノリだけで「いいねいいね」という話になりました。

私は、「まあ、この話は流れるでしょう」と言う感じのスタンスだったのですが、あれよあれよと機材を借りたり、買ったりしてやる準備はできていきました。

それぞれの楽器の割り振りは、アコギをかじっていた友達は必然的にギターで、あとは「ベースっぽいから」「ドラムっぽいから」「ボーカルは歌える人で」という雰囲気ですべてが決まりました。。

そして、私はベースを担当することになりました。そもそも、ベースとギターの区別がつかない、音楽の「お」の字も知らない人間が、楽器に触れていくことになりました。

そこからは、ひたすら楽曲のコピーをしていくことになります。

当初は、教えてくれる人は周りにいなかったので、TAB譜とにらめっこをし、「12345678」と音符の数を数えて、「ここは8回弾けばいいんだな」と全く音楽的でないやり方をしていました。。

もはや、音楽どうのこうのより、「やることがある」ということが、何より嬉しかったのを覚えています。

そこから、遊びの場は音楽に移っていきました。「一緒に遊ぼう」という感覚で、新たな仲間を増やしていき、きずいたら数バンドも編成できるぐらいの人数になっていました。

いわゆる、サークルみたいなコミュニティができていました。

その仲間内で、編成を変えたりしながら「発表会」という名目で、広めのスタジオを借りて、コピーを見せ合うイベントをしていました。

遊びの延長からプロを目指すようになる

そんな遊びをしていくうちに、「ライブに出たいね」と話しが盛り上がっていきました。けど、コピーしかできないので、「ライブはできないんじゃないか」と考えていました。

しかし、ネット検索をしたらうってつけのイベントがあるのを知り、ドギマギしながら出演することになっていったのです。

しばらくすると、次は「オリジナル曲を作ろう」という話になっていきました。そこから「chellcy(チェルシー)」というバンドで、オリジナル曲を作り出し、本格的に活動していくことになりました。

後に、「リベラリドル」に改名しますが。

ここからは、「プロ思考でやろう」ということで、オリジナル曲を作ってはライブを重ねました。

そして大学では、就活を一切せず音楽で有名になることを目指すように。

しかし、私はリズム感もなければ音感もないという絶望的なスペックです。体育会系のノリで「やってやる」という意気込みだけで、当初は燃えていました。

全国デビュー

それから、約4年ほど活動したのち「リベラリドル」に改名をし、MV「answer」を発表しました。

これが、音楽関係者の目に留まり、ミニアルバムを全国に販売することになりました。

正直、あまり実感がわかないまま各店舗に挨拶にうかがい、タワーレコード・HMV・ヴィレッジバンガードなどで大きく展開してもらってることに驚きました。

リスナー側だった私が、「聞いてもらう側」になってる状況は考え深いものがありました。

また、スクリームというフリーペーパーにも記載してもらいました。そうそうたるアーティストの中で、ここに載れたことは、ほんとに嬉しかったです。

この時はギターが手を怪我していたので、ライブはやらずに、すぐに次のミニアルバム制作に入りました。

その後、セカンドミニアルバムも発売しました。

しかし、ライブを少ししたのち活動休止という名の「解散」という結果になりました。

正直、これからだって時にすべてを投げ捨てました。

ここまで来るのに、バンドとして「力を使い果たした」「一人一人のベクトルが合わない」そんな状況が続いていました。

このままでは、全員で走っていくのが厳しいという判断です。

今考えても、続けるという選択肢はできなかったと思います。

新たなバンド始動

次に、「AKUBI 」というバンドを結成しました。

リベラリドルのdr.daichi が、ギターボーカルに転身して活動し始めました。

このバンドは、ベーシストとしての「実力がついた」という大きな実感がありました。

この時期に、元ZAZENBOYSのベーシスト、吉田一郎に指導を受けていました。そこで技術について学んでいたのも要因の一つですが、メンバーと適当にセッションする時間を設けたことが大きかったです。

それまでは、自由に弾くっていう概念はなく、「決められたことをきっちりやる」だけでした。しかし、初めて「あー音楽してる」と感動したのがこの頃でした。

その後、ライブを重ねたり、数曲の楽曲をサブスクリプションで配信したりしました。

しかし、約1年半の活動でメンバー間の考えの違いから、私とギターの脱退という形で幕を閉じました。

講師業を目指しブログを発信

ここまで、私の音楽を始めた経歴やバンド遍歴を話してきました。

その道中は、いろんな経験もでき、楽しかった思い出も多いです。しかし、同時に悩みを多く抱えていました。

私は、「音楽のセンスがない!!」とずっと感じてきて、何度も「やめよう」としてきました。いつまでも自信が持てず、嫌になったことも多いです。

この「センスがない」と思っていたのは、以下の理由からでした。

  • 音感がない
  • リズム感がない
  • ベースラインを考えられない
  • 耳コピができない

こんな状態で、活動していたんです。もちろん練習に励んでいましたが、なかなか身に付いていきませんでした。

仲間の足を引っ張っている感覚が非常に辛く、よく悩んでいました。

そのため、「どうすれば上手くなるんだろう?」「こう工夫しよう」とか「私にできることはなんだろう」といろんなことを考えてきました。

そうやりながら、なんとか諦めずに進んできました。そして振り返った時には、「センスない」と感じていたことが、ある程度クリアしていることに気づいたんです。

音感は、音のズレを気づけるようになりました。そして、リズムも普通に取れるようになっていきました。さらに、ベースラインも考えれるようになりました。

いまだに耳コピは苦手ですが。。

シンプルに「やればできんじゃん」と思いました。

もちろん、ベーシストとしての実力は大したことないです。上を見ればキリがないですからね。

もしあの時「センスがない」と嘆きやめていたら、音楽の楽しさはわからなかったと思います。

私は、多くの人がつまずかないところで、何度も何度もつまずいてきました。その経験から、誰よりも初心者の気持ちは忘れていない自負があります。

私と同じような人だったり、「自分にできるかな」と不安な方に対して、ブログなどの発信でお役に立てるのではないかと考えています。

音楽って、幼少期からやっていないと”できない”みたいな風潮がありますが、全然そんなことありません。

もちろん、プロを目指すのならば、非常に有利です。しかし、全員が全員そうではないですよね。

音楽は、一生の趣味にもなります。感性も磨かれますし、実力も確実に上達します。私がそうであったように。さらに、音楽を通して、人として成長できた実感があります。実はこれが、一番大きいかもしれません。

仲間とともに同じ目標に向かうということは、得るものは大きいです。

そして、音楽の向き合い方についても”気づき”がありました。

私は、音楽を「楽しむ」ということを、ずいぶん後になって感じました。

「うまくならなくては」「悔しい」という気持ちが強かったからです。

しかし、今となって言えることは、「人と比べる必要がない」「自由でいいんだ」ということがわかりました。

日々の成長を楽しみながら、「こんなライブできたら面白いな」とか「セッションで自由に弾けたら最高だな」「あんなプレイがしたいな」という妄想を形にしていけばいいのだと感じます。

「やりたい」という気持ちを持っている方の役に立てれば、ここまで続けてきたかいがあります。

かなり長くなってしまいましたが、、興味をもってここまで読んでくださった方に感謝致します。

ありがとうございます。

これからも発信していきます。

リョータ