働きながら音楽活動は「どうやってんだろう」とか「どんな仕事やってんだろう」と疑問に思う方は多いと思います。
私も、働きながらバンドをやっていました。やはり日々の生活はなかなかしんどいことも多かったです。
いかんせんお金がなく、首が回っていない時期も長くありました。
音楽活動は、新たな機材購入であったり、作曲や練習の時間だったり、ネットに情報を投稿する時間、などなどやることは多く、お金と時間が必要です。
そこでこの記事では、働きながらの音楽活動について、働き方の種類と私なりの考察を書いていきます。どうぞ最後までお付き合いください。
もくじ
働きながら音楽活動は可能か
働きながらの音楽活動はもちろんできますね。というか大抵の人が、働きながら活動しています。音楽一本で生計立てている人は、”ほんのひと握りの人だけ”と言うのが現実です。
そもそも、音楽活動は多くのお金がかかりますね。例えば、新たな機材を購入したり、楽器のメンテナンス代・ライブ代・レッスン代・スタジオ代・交通費、などさまざまな支出があります。
音楽活動で収入を得られていないのであれば、他の仕事で生活と音楽活動のカバーをしなければいけないですよね。
そして、仕事の合間を縫って、練習に励んでいくことになります。このため両立は大変ですが、音楽活動はあなたにとって人生をよりよくしているものだと思います。
しかし、やる仕事を間違えると、非常に大変になります。。
私は、建築現場の仕事をしながらバンド活動をしていました。朝5:00ぐらいに起きて家に帰るのが、大体18:30ぐらいです。そこからお風呂や食事を済ませたら、あっという間に20:00過ぎぐらいになります。
そこから、スタジオ練習に行ったり、バンドミーティングをしたり、自宅で練習をしたりの毎日でした。基本は週6の勤務なので、疲れ果てて寝てしまうこともしばしばありました。そして、スタジオ練習のあとは2~3時間睡眠は当たり前です。
毎日寝不足で、「思いっきり寝たい」と常に思っていました。
このような生活を送っていましたが、果たして正解だったのかというと、微妙なところだと今となっては感じます。
もっと上手い働き方や、時間の使い方があったと思うからです。
そのため、お金を稼がなければならないですが、選ぶ仕事は大事だと身をもって感じます。
このように、働かなければお金がもらえないが、それによって、音楽活動の時間が限られてしまうのは言うまでもありません。
働き方と時間の工夫が何よりも大事なので、私なりに考察していきます。
働きながらの音楽活動:どんな働き方をする
では、どんな働き方が一番負荷がなく、より良い音楽活動をすることができるのでしょうか?大体、以下の働き方がありますね。
- 正社員
- 派遣社員
- アルバイト
- フリーランス
ここからそれぞれ解説していきます。
正社員
まず、正社員です。これは福利厚生がしっかりしていて、お金の面では比較的安定します。
大手のサラリーマンでは、働き方の監査が厳しいので、比較的時間の拘束がしっかりしている傾向にあります。例えば、残業ほぼなしだったり、土日祝休みだったりします。また、有給消化もしやすく、長期の休みもあったりしますね。
このような待遇なら、比較的音楽活動はしやすいと思います。しかし、ある程度の学歴がないと大手は難しいという現実もあります。
さらに、音楽仲間が同じような働き方でなければ、日程調整が難しいという点があります。
例えば、一人はサービス業、もう一人は夜勤の仕事なんて感じだと、スタジオ練習ですら調整が厳しいですね。
しかし、同じサラリーマンの仲間なら、日程調整やお金の面でもいい働き方だと思います。
現在プロミュージシャンで、一般企業で働きながら音楽活動をしてた方は多いですからね。
また、人員が少ない会社では、なかなか休みが取れない会社もあるでしょう。ブラック企業のようなところでは、残業も半端なかったりする話はよく聞きます。
他には、飲食店やサービス業は、休みがとりづらく時間の拘束が厳しい場合が多いですね。
こうした会社で正社員になってしまうと、音楽活動に相当負担が出てしまいます。
そのため、待遇面や給料をよーく考えて正社員になることが大事です。
このように、正社員はお金の面では、比較的安定するが休みが取りづらいというデメリットがあります。
派遣社員
次に、派遣社員はお金の安定面では正社員に劣りますが、休みが比較的取りやすいメリットがあります。
この特徴として、自分に合った仕事内容・勤務地・勤務時間・曜日などを選ぶことができます。
なので、あなたの生活に合わせて仕事ができるので、音楽活動はしやすくなると思います。
言うなれば、正社員とアルバイトの間といったような感じですね。
ただし、その業務の”スキルや経験”があることが条件になります。例えば、パソコンが得意で、その業務に置いては即戦力になるといった感じです。
このように、何かのスキルがあるならば、派遣社員は音楽活動をしやすい良い働き方だといえます。
アルバイト
次に、アルバイトは、お金の面は安定しませんが、シフト制などで、自由に時間の確保ができます。
実家暮らしであれば、生活費にお金がかからないので、アルバイトでもいいもしれません。
例えば、音楽系のアルバイトは、ライブハウス・リハーサルスタジオなどがありますね。
ライブハウスの特徴は、いろんなアーティストを見ることができますし、知識も蓄えることができます。
リハーサルスタジオは、空いている時間に練習ができますし、知識も蓄えれます。
それに、服装や髪色をとやかく言われないですみますね。これに関しては、コールセンターも自由なので、アーティストや俳優の卵が多いみたいです。
また、時間の調整がうまくできるので、活動はしやすいですね。しかし、長い間勤めても給料が上がらないので、その辺は覚悟が必要です。
このように、アルバイトはお金の面では厳しいが、時間の確保がしやすいです。
フリーランス
次に、フリーランスと言う働き方があります。これは個人でビジネスをやることです。
これは、お金の上限はなく、時間の確保も自分で調整することができます。
例えば、YouTuberやWEBデザイナー・ブロガー・インフルエンサーなどインターネット上で独立している方は、自分の力量で働き方を決めれます。
他にも、音楽系のフリーランスもさまざまあります。
楽曲・作詞提供であったり、サポートであったり、レコーディングエンジニアや音楽講師もそうですね。さらに楽器の修理メンテナンス・PA(音響を調整する人)・音楽イベント企画者など、さまざまな働き方があります。
このような働き方でしたら、音楽で生計を立てている状態ですね。アーティストという枠に縛られず、いろんなアプローチで収入を得ることができます。
しかし、これらは”スキルや知識”があって成り立ちます。なので、最初からこのような働き方はできないが、このことを視野に入れながら行動することが大事だと感じます。
昔の自分に助言するのならば、「独立することを念頭に、職業を選んでスキルを磨こう」と言いたいです。
このように、フリーランスで仕事をできると、全て自分の裁量で物事を決めれるようになります。すると、音楽活動はうんとしやすくなります。
働きながらの音楽活動:趣味?プロ思考?
ここまで働きながら音楽活動について解説してきました。改めて「自分はどうしていきたいのか」を考えてみてください。
仕事は一生働かないと生活できません。しかし音楽は、やらないでも生活はできます。そのため、中途半端にプロ思考では、自分の首を閉め続けるだけになります。
なぜなら、「音楽活動をどのようにしていきたいのか」によって、働き方は大きく変わるからです。
趣味で「仲間と週末にスタジオとかライブをしていきたい」と言うのであれば、サラリーマンで働きながらやっていくことで、充実した日々を送ることができます。
また、飲食店やサービス業は平日休みがほとんどだと思うので、日程が会う仲間とやれば全然可能です。そもそも、一人で活動するのならば、なんの問題もないですね。
一方、プロとして活動していきたい方は、何かを犠牲にする覚悟が必要になります。このなにかは、”お金か時間のどちらか”です。
お金を優先すると、当然労働時間に縛られて時間がなくなります。
そのため、限られた時間の中で、懸命にやりくりする必要があります。
そして、時間を優先した場合は、収入が減ってしまいます。すると日々の生活を切り詰めていかなくてはなりません。
当たり前の仕組みですが、このバランスは非常に難しいです。
例えば、音楽活動のために働いているのに、仕事で疲れすぎて「練習に集中できない」「時間がない時間がない」が口癖になっていつもストレスを抱えるなどといったことが起きます。
また、お金がないと「あの美味しいお店に行きたいけど、やめよう」「あれが欲しいけど今は諦めよう」「ちょっとした食材も安いものにしよう」「友人の誘いを断らなくちゃいけない」とこんなことの積み重ねが起きます。これも、ものすごいストレスです。
そのため、お金と時間のバランスが崩れると、簡単に精神的に不安定になってしまいます。余裕がなく、いつも”もんもん”として音楽に対するモチベーションも同時に落ちていきます。
心がすごく強い人ならいいですが、私はしんどいタイミングは何度もありました。むしろ、今でもあります。
私の感覚的には、ある程度の収入を得ないと”うまくいかない”実感があります。なので、お金は確保しその中でいかに「うまく時間を確保するか」ということが大事だと経験から感じます。
つまり、持てる時間を最大限に工夫して生活をする。例えば、「移動中は情報収集をしよう」「テレビを見る習慣をやめよう」「夜ご飯を食べたら眠くなっちゃうので、食べる前に練習しよう」とか自分なりに工夫していかないとやりくりは難しいです。
このように、趣味思考でしたら、楽しみながら働いて音楽活動をすることができます。一方で、プロ思考の場合は、お金と時間のバランスを考えなくてはなりません。
覚悟をもって工夫しながら取り組むことが大事です。
まとめ
ここまで、働きながらの音楽活動について、働き方と私なりの考察を書いてきました。
働き方は、
- 正社員
- 派遣社員
- アルバイト
- フリーランス
などいろんな職種がありますが、工夫しながらお金と時間のバランスを保たなければなりません。
しかし、人生がよりよくなるなら多少しんどいことも乗り越えられますね。
人生は一度きりです。周りに流されず、あなたが「どうしたいのか」が大事だと思います。
もちろん、人それぞれ環境が違うので「この働き方がいい」なんてことは言えないです。昔の何も考えていなかった自分に向けて、こういうことを「考えた方がいい」という思いを込めました。
私は、仕事に終われる生活がいやなんです。笑
自由に生きるためために、日々精進しています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が参考になれば幸いです。
それでは。