ベースのエフェクターの順番については、「どうすればいいの?」「決まりはあるの?」などと多くの疑問があると思います。
実際私も、「決められた並び順でないといけない」と思い込んでました。しかし実際はそうではありません。
この記事では、ベースのエフェクターの順番について解説していきます。
ベースのエフェクターを繋ぐ順番
ベースのエフェクターを繋ぐ順番は、基本的に自由です。初心者で「繋ぎかたを間違えてはいけない」と思う人も安心してください。
ただし、チューナーだけは、最も原音に近いベースのすぐ後に繋ぎましょう。
例えば、「ベース→歪みエフェクター→チューナー→アンプ」で繋いだとします。すると、チューナーには歪んだ音が入力されます。
これでは、正確なベースの音程がわかりづらくなってしまいます。
ここで、「じゃあ、歪みのエフェクター をオフにすれば良いのでは」と考える人もいるかと思います。これでは、単純に手間が増えてしまいます。
具体的には、「歪みのエフェクター を”オフ”にして、チューナー を”オン”にする」必要があります。しかし、すぐ後に繋げば「チューナーを”オン”」で終わりです。
このように、ベースのエフェクターの繋ぎ方は自由ですが、チューナーだけはベースのすぐ後に繋げましょう。
スタンダードなエフェクターの順番
決まりはないものの、定番の順番はあります。
これは、チューナー→補正系→加工系→空間系というものです。この順番が、エフェクターの効果が一番出やすいと言われています。
下の図で、主なエフェクターの順番を確認してください。
このように、チューナー→補正系→加工系→空間系が、スタンダードな順番になります。
自分がほしい音を探し、順番を変える
なお、自分がほしい音を求めて、あえて順番を変えるのも良いです。これによって、エフェクター の効果が変化します。
いく通りもあるので、迷うかもしれません。「あのアーティストはどういう順番なんだろう」とか「今までの繋ぎかたを真逆にしたらどうだろう」みたいな感じで、いろいろ試してみてください。
エフェクターの奥の深さは、このようなところにあります。
研究しながら、取り組んでいきましょう。すると、経験がたまっていき、あなたのオリジナルの順番がきっと見つかります。
このように、自分がほしい音を求めて、順番を変えていきましょう。
ボリュームペダルの用途は注意が必要
エフェクターの中でも、ボリュームペダルの用途には、注意が必要です。
ボリュームペダルには、ハイインピーダンスモデルと、ローインピーダンスモデルと呼ばれるものがあります。
ハイインピーダンスモデルは、最前に繋がなくてはなりません。逆に、ローインピーダンスモデルは最後に繋がなくてはいけません。
これを考慮せずに接続すると、音痩せやノイズ増加の原因となります。
そして、前後では効果に違いがあります。
最前に配置した場合は、ボリュームのカットと共に、その後の歪みエフェクターの効果もカットしていきます。
例えば、ベース→ボリュームペダル→ディストーション→アンプと繋いだとします。すると、ボリュームペダルをカットしていく中で、音量と共に「歪み」具合もカットされていくのです。
最後の場合は、全体のボリュームのカットを行います。
例えば、ベース→ディストーション→ボリュームペダル→アンプと繋いだとします。すると、「歪み」具合は変わらず、純粋に音量だけがカットされる仕組みです。
このように、ボリュームペダルは用途によって注意が必要です。最前に使用の場合は、ハイインピーダンスモデルです。最後は、ローインピーダンスモデルです。
まとめ
ここまで、ベースエフェクターの順番について解説してきました。
まとめると、以下の通りです。
- ベースのエフェクターの順番は、基本的に自由だが、チューナーはベースのすぐ後に繋げる
- スタンダードな順番は、無加工系→補正系→加工系→空間系
- ほしい音を求めて、順番を自由に変えてみるのも良い
- ボリュームペダルは、最前に使用の場合は、ハイインピーダンスモデル。最後は、ローインピーダンスモデル。
以上の通り、エフェクターを駆使して、幅広い表現をしてください。
ここまで、読んでくださりありがとうございました。
あなたのベースライフの参考になれば幸いです。
それでは。