ベースのtab(タブ)譜の読み方!謎の記号を解説!!

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ベースのtab譜は、とても便利な楽譜です。しかし、これが難しく見えてしまっている初心者は多いと思います。

そこでこの記事では、tab譜の読み方や、覚えておくべき記号を解説していきます。

ベースtab(タブ)譜で押さえる場所を理解する

tab譜は音符が読めなくても、一目でどこを押さえるべきかが分かる便利な楽譜です。基本的なルールは、以下の通りです。

①横の線

tab譜には、横に伸びる4本の線が引かれています。これは、ベースの弦を表しています。上から順に1・2・3・4弦です。

このように、tab譜の横の線は、ベースの弦を表しています。

②数字

tab譜の4本の線の上には、数字が書かれています。これらは、押さえるべきフレットの位置を表しています

それでは、具体例で確認していきましょう。

上の画像で赤く囲ってあるのは、4弦の1フレット。青は、2弦の3フレット。黄色は、4弦の3フレット。緑は、2弦の5フレットです。

このように、tab譜は、横の線と数字の2つを確認することにより、押さえる場所が特定できる仕組みになっています。

ベースtab(タブ)譜におけるリズムの読み方

tab譜におけるリズムの読み方は、通常の楽譜と同じです。代表的な音符には、全音符・2分音符・4分音符・8分音符 16分音符などがあります。

楽曲を聴きながら楽譜を見て、リズムを把握しましょう

このように、tab譜でのリズムの読み方は、通常の楽譜と同じです。

ベースtab(タブ)譜における進行の読み方

tab譜には、「指定した場所に進む」「繰り返すフレーズを省略する」などの、進行を表す記号もあります。主に下記の指定があります。

リピート記号と1カッコ・2カッコ

上のtab譜で赤く囲んだ記号を、「リピート記号」といいます。これは、「この2つの記号の間を繰り返して演奏する」という意味です。

この場合、A→B→C→D→B→C→D→Eという順番で演奏します。

このリピート記号と同時に、下で青く囲んだ部分のような「カッコ」が使われることがあります。

このカッコは、繰り返す部分を1回目に演奏するときと、2回目に演奏するときで、お尻を変えるという意味です。つまり、A→B→C→D→B→C→Eという順番になります。

ダル・セーニョとコーダ

次に、「ダル・セーニョ」と「コーダ」を紹介します。

まず、「D.S」まで進んだら、「セーニョ」まで戻ります。そして、「to・コーダ」まで進み、「コーダ」に飛びます。

よって、「D.S」→「セーニョ」→「to・コーダ」→「コーダ」の流れになります。この場合、A→B→C→D→B→C→Eという順番で演奏します。

ダ・カーポとフィーネ

ダ・カーポ(D.C)とフィーネ(Fine)は、曲が終わる際に使われる記号です。

楽譜上の「D.C」まで進んだら、先頭に戻ります。そして、「Fine」で演奏を止めます。

上の楽譜の場合、A→B→C→D→A→Bという順番になります。

省略記号

tab譜には、「省略記号」というものがあります。これは、「前の小節を繰り返して演奏する」という意味です。

この記号の斜めの線の数は、繰り返す小節の数を表しています。1本の場合は、前の1小節を繰り返すということです。2本の場合、前の2小節を繰り返すということです。

ベースtab譜における弾き方の記号

他にも、tab譜には弾き方を表す記号もあります。例えば、次のようなものがあります。

スライドとは、現在押さえているフレットから、次に押さえるフレットまで指を滑らせることで、異なる音程を1つに繋ぐ奏法です。

例えば上の図の場合、9フレットを押さえたまま離さず、11フレットまで指を滑らせます。

グリッサンドも、指を滑らせる奏法です。

ただし、スライドと違い、「このフレットに向かってください」という指定がありません。あくまで「低音に向かう」もしくは「高音に向かう」という、ざっくりと指定があるだけです。

ハンマリング・オンとは、弦をピッキングした後、現在押さえているフレットより高いフレットを叩くように押さえる奏法です。

プリング・オフとは、弦をピッキングした後、押さえていた指を弦に引っ掛けるように離し、現在押さえているフレットより低い音程を出す奏法です。

この記号は、弾くのは1回のみで、次の音を弾かずに伸ばすという意味です。

スタッカートとは、音を切るという意味です。歯切れよく弾きましょう。

スラップとは、ベースでよく使われる特殊な奏法です。「>」の部分では弦を引っ張り、それ以外は、親指で叩いて音を鳴らすようにします

このように、謎の記号は様々なベースの弾き方を表しています。

まとめ

今回は、tab譜の読み方や、ベースを弾く上で、覚えておくべき記号を解説していきました。

楽曲をよく聴きながら、楽譜を読んで確認していきましょう。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

あなたのベースライフの参考になれば幸いです。

それでは。

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