ベースの指弾きで爪が当たる?危険な4つの理由と対処法!

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指で弾く楽器であるベースでは、その先端の「爪」も大事な要素です。

ささいなことように思える爪のケアは、ベースを弾く上で大きな比重を占めています。このケアができていないと、音にムラや雑音が入ったり、リズムがよれたりする原因になります。

この記事では、ベースを弾く際に爪が長いことによる4つのデメリットと、適切な長さについて解説します。

ベースを弾く人が爪を伸ばすのはNG?

結論から言うと、利き手の爪は切った方がいいです。

ベースと違い、ギターの場合は爪で弾くメリットがたくさんあります。このため、あえて指弾きの側の手だけ伸ばしているプレイヤーは多いです。

しかし、ベースという楽器の場合は、爪を伸ばすメリットがありません。むしろ、4つの大きなデメリットが存在します。

引っかかる音が交じる

ベースを弾く際に爪を伸ばすデメリットは、引っかかる音が交じることです。指弾きの際に「カチッ」っという音が入ってしまいます。これは一番深刻な問題です。

これには、非常に雑音のような感覚があり、特にバラードでは雰囲気を台無しにします。

過去の私は、爪を切るのを忘れていたり、「まあこのぐらいなら大丈夫だろう」と考えたりしていました。

しかし、アンプを通したら、爪の音がすごく目立ってしまいました。その日のスタジオではバンドメンバーに迷惑をかける結果になってしまいました。

このように、アンプを通すと非常に目立つことも、ベースを弾く際に爪を伸ばすデメリットです。

爪が引っかかって弾きづらい

ベースを弾く際に爪を伸ばすデメリットは、弾きづらくなることです。このため、リズムが乱れます。

爪が引っかかるぶん、弦をはじくのが遅れてしまいます。

逆に、その遅れをカバーしようとして早くなってしまい、リズムが安定しないということが起きます。

このように、爪が引っかかることにより、リズムが安定しないことも、ベースを弾く際に爪を伸ばすデメリットです。

音が綺麗に鳴らない

ベースを弾く際に爪を伸ばすデメリットは、音が綺麗に鳴らないということです。爪が指板にあたり、しっかりと弦を押せないためにこのような現象が起きます。  

特に、低い弦と高い弦のルート音を押さえる時や、1フレット1フィンガーの細かいフレーズでは、少し指を立てる場合に、力のない小指が押さえにくいです。

さらに弦を強く押すため、余計な力が入ります。すると、フレーズの指運びが悪くなり、リズムや音も悪くなりやすいです。

爪が割れるかもしれない

ベースを弾く際に爪を伸ばすデメリットは、割れるリスクです。こうなると、痛くてしばらく弾けなくなる可能性が高いです。

私は、爪は割れたこそないものの、内出血して挑んだレコーディングは痛くて相当きつかったです。

このように、割れてしまうリスクの存在も、ベースを弾く際に爪を伸ばすデメリットです。

爪を伸ばしたい人のための弾き方はある?

ただ、ベースを弾く人の中でも、「どうしても爪を伸ばしたい」という人もいると思います。

特に女性は爪を大事にしているので、切りたくない人も多いと思います。

それでは、爪を伸ばしたい人でもOKな弾き方はあるのでしょうか?

魔女みたいに伸ばしたいのならば、難しいです。しかし、常識の範囲でしたらあります。それはピックを使うことです。

そうすれば、おしゃれやバンドの方向性、または本職で爪は切れないという人でも、ベースは弾けるのです。なぜなら、ピックを持つ際に爪はあまり関与しないためです。

指板を押さえる側も、そこまで長くなければ大丈夫です。ベースはギターと違い、あまり指を立てずに腹で押さえるので、ある程度は問題ないです。

しかし、オクターブ奏法や、細かいフレーズの際は指を立て気味で弾くので気をつけましょう。

音が綺麗にならない場合は、長さを調整するか、弾けるフレーズを選びましょう。

ベース技術を向上したいのならば、爪を切りましょう

やはり、ベースを弾く際は、爪を切ることをおすすめします。

ここまで紹介したような、多くのデメリットが消えます。そして、弾く際のストレスがなくなります。

爪が邪魔してうまく弾けないと、それが実力だと勘違いしてネガティブになってしまいます。ベースを楽しむ要素として、「上手くなった」という実感は大事です。

コンディションを整えることは、パフォーマンスが上がり、自分も楽しむための秘訣です。

このことから、ベースを弾く際は、爪を切ることをおすすめします。

ベースを弾くための理想的な爪とは

ベースを弾く際は、俗にいう深爪の状態がいいです。このような状態です↓

つまり、白い部分が全くなく、指の先端が爪より出ている状態が理想です。

人によって、爪や指の形は違います。痛みを感じないギリギリの範囲にして下さい。

また、最後にヤスリを使ってツルツルにしたらなお良いですね。

このように、ベースを弾く際は、深爪の状態を作るとなお良いです。

まとめ

今回は、ベースを弾く際に爪が長いことによる4つのデメリットと、適切な長さについて解説しました。

ベースは指で押さえて、指で弾く楽器です。よって、その先端にある「爪」はとても大事です。

爪が伸びていると、次のようなデメリットがあります。

爪が引っかかる音が交じり、曲の雰囲気を損なう

爪が引っかかって弾きづらい

音が綺麗に鳴らない

爪を伸ばすほど、割れる可能性がある

爪を伸ばしたい人は、ピックを使うようにしましょう。指板を押さえる側も、影響のない長さに調整したり、フレーズを変えたりしましょう。

しかし、やはり、ベースの技術を向上したいのならば、爪を切りましょう。白い部分が全くなく、指の先端が、爪より出ている状態が理想です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

あなたのベースライフの参考になれば幸いです。

それでは。

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