ベースを独学でやるには、「どうすれば良いのだろう」「始めたいけど、最初の一歩が踏み出せない」と悩んでいる初心者は、多いと思います。
不安があるとなかなか進めないし、「きっかけ」を待っていてもなかなか訪れません。
そして、ベースは独学でも習得していくことができます。なぜなら、音楽と無縁に生きてきた私でも弾けるようになったからです。
しかし、「なにをすればいいのか」ということがわからないと、すぐに息詰まってしまいます。
始める前は、「こんなことをしてみたい」「この曲を弾けるようになりたい」「ちやほやされるようになってモテたい」とか色々なイメージがあると思います。
その思いを実現するためには、「やるべきこと」を明確にすることで、進んでいくことができます。
この記事では、ベース独学のやり方について解説していきます。
もくじ
ベースを独学でやるステップ
独学でベースをやるにあたって、段階を踏んでいくことは非常に重要です。
ここから、私なりのベース独学習得のステップを紹介していきます。
機材を揃える
まずは、機材を揃えなければ始まらないですね。最低限必要な機材は以下の通りです。
- ベース
- 自宅用アンプ
- チューナー
- シールド
エレキベースは、電気で音を鳴らす楽器なので、この4つの機材を用意しましょう。
私は、知り合いに借りて始めました。やはり、「続けられるか不安」と言ったことで、購入に躊躇(ちゅうちょ)している方もいると思います。
近くに楽器をやっている方がいるのならば、借りることをおすすめします。
また、ベースのレンタルをやっている企業もあるので、そこで借りるというのも一つの手だと思います。しかし、値段が少し高いですね。
何はともあれ、とりあえず動き出すことが大事です。
そして、私の他の記事で、それぞれの選び方や知識に関して解説しているので、参考にしてみてください。
まず、ベース本体の選び方に関しては、以下の記事でおすすめの選び方を紹介しています。↓
次に、エレキベースは、ベース本体だけでは音が鳴らせません。そのため、ベースアンプというものが必要になります。
そこで、以下の記事で自宅用におすすめのアンプを紹介しています。↓
そして、ベースを弾く前に、必ずチューニングと呼ばれる行為をします。これは、弦1つ1つの音程を調整することです。
そこで、チューナーと言われる道具が必要になります。以下の記事でおすすめのチューナーを紹介しています。↓
さらに、チューニングのやり方も解説しています。↓
最後に、シールドと呼ばれる、電気を通すケーブルが必要になります。
以下の記事で、シールドについて解説しています。↓
このように、最低限の機材を揃えて、使い方や知識を学んでいきます。ここから、1歩づつ進んでいきましょう。
教本を買う
まずは、楽器店や本屋さんで販売している、初心者用のベースの教則本を買うことをおすすめします。
なぜなら、初心者目線で解説してあるので、ノウハウをしっかり学ぶことができるからです。
私も、教本を買って学んでいきましたが、恥ずかしながら読破したことがありません。。とにかく、「ベースとは」という基本を学ぶことが大事です。
このように、教則本を買うことで、初心者に必要なノウハウを学ぶことができます。
ネットで調べる
昨今では、ネット検索やYouTubeが充実しているので、様々な悩みを解決してくれます。
特にいいのが、YouTubeです。動画で確認ができるので、非常にわかりやすいです。また、専門用語などは、ネットで検索することですぐに調べられますね。
私も、非常によく使います。ただし、いろいろな情報が入り乱れているので、しっかりと取捨選択することが大事です。
また、信頼できそうな人がいれば、その人のコンテンツをしっかり学ぶことで迷うことなく進んでいけると思います。
このように、ネット検索やYouTubeで調べることで、学んでいくことができます。
曲をやる
初心者は、「いきなり曲はできないのでは」と思われる方がいると思います。しかし、少し弾き方や押さえ方がわかった段階で、「とにかくやってしまう」というスタンスが大事です。
なぜなら、様々な楽器と音を鳴らしあうことで、色々なことを気づいていくからです。
私は、バンドを組んでからベースを始めました。そのため、常に曲をメンバーと合わせてきました。最初は、めちゃくちゃでしたが、「どうすれば上手く弾けるのか」ということで、思考錯誤してきました。
その過程で、「基礎が大事なんだな」とか「リズムが大事なんだな」と学んでいきました。
とにかく、はじめは楽しさや達成感を味わうためにも曲をやりながら、模索していくことがおすすめです。
もちろん「弾きたい曲を弾けない」ということは大いにあります。まずは、簡単な曲からやっていくことで、成長していくことができます。
ネットで「ベース 楽曲 簡単」と検索すれば、多くの記事が出てくるのでおすすめです。
このように、基礎が少し分かった段階で、いきなり曲をやってしまいましょう。
基礎練習をやる
基礎練習は、演奏の土台となる部分なので、非常に大事です。これは、何をやるにしても言われることですね。
「弦をしっかり押さえて、リズムよくきれいに弾く」ということが基本です。当たり前のことですが、これが非常に奥が深いです。
プロでも、基本練習はやり続けます。
私も、基本練習を毎回やっていました。コツコツと積み重ねて、習得していきます。ただし、なかなか地味な練習ではあります。そのため、「必要だと感じたタイミングで始めれば良い」というのが、私の考えです。
このように、基礎練習は非常に大事です。
LIVEをする
バンドやグループを組んでいるのならば、早めに人前で演奏する機会を作りましょう。初心者歓迎のコピーバンドイベントなども開催されている所はあるので、オリジナル曲がなくてもライブハウスやイベントに出ることができます。
なぜなら、「LIVEに出る」という目標を作った方が何をすれば良いのか明確になるからです。また、人前で演奏する経験は多くの学びにつながります。
私は、コピーバンドでライブ喫茶?で演奏しました。その時は、1曲だけですが、GOGO7188の「こいのうた」というのををやりました。とんでもなく緊張し、ベースに必死すぎて何が何だかわかりませんでした。。
それをきっかけに、「カッコよく上手く弾けるようになりたい」と感じた覚えがあります。
このように、人前で演奏するという目標を持つことで、確実に次のステップに導いてくれます。
耳コピをやる
次に、耳コピができると格段に上達していきます。耳コピとは、耳コピーの略で、聴いた音を再現して演奏することです。
上達の理由に、リズムやそれぞれの楽器を聴き分けられるようになり、耳が鍛えられることが挙げられます。すると、音楽の理解が体感としてわかるようになるからです。
恥ずかしながら、私は非常に苦手です。何度やっても上手くできないので、苦手意識が強くなってしまいました。そこで、「ベースではなくメインメロディー(歌)のコピーをする」というやり方で、多少できるようになりました。。
苦手な人は、メインメロディーから少しずつやっていくことで、なんとなくコツを掴んでいくことができると思います。私も少しずつやっています。
このように、耳コピができると、音楽の理解が深まり格段に上達します。
理論を学ぶ
次に、音楽理論を学ぶことで「どういう構造で曲は成り立っているのか」ということがわかります。
音楽理論とは、一言でいうと「音楽の法則をまとめたもの」です。
これは、長い歴史から産み出されたすごいものです。
理論は取っつきにくいですが、非常に役に立ち、音楽の深い理解に繋がります。
私は、耳コピが苦手なので、「理論を学ぼう」と考えました。しかし、訳のわからない用語だらけで、悪戦苦闘してきました。
しかし、独学でもネットや教則本でしっかりと学ぶことができます。これも、「必要だ」と感じたタイミングが学び時です。
このように、音楽理論を学ぶことで音楽の理解が非常に深まります。
独学の難しさ
独学で学んでいくのは、熱意と工夫が非常に大事になります。
なぜなら、熱意だけでは、どこかで必ず息切れしてしまいます。そこで、自分と向き合いながら、工夫していく必要があります。これによって、「続ける」ということにつながるからです。
この工夫とは、
- 練習のやり方
- モチベーションの保ち方
独学は、ここを保つのが非常に難しい部分です。
私も、独学でベースをはじめました。最初は右も左もわからずに、「うまくならない」「このやり方であってるのか」とか、いろいろと苦労してきました。
誰かに習っているのならば、「方向性を提示してくれる」ので、効率的にやることができます。
しかし、独学の場合は、自分で積極的に調べて実践していくことになります。
このようなことから、習得するのは、時間がかかることは確かです。
現在は、情報が溢れかえっているので、調べるのは容易です。しかし、「何からやれば良いかわからない」という状況に陥りがちです。
そこを見極めて、「なにが今の自分に必要なのか」「なにをするためにこの練習をやっているのか」、といったことを明確にしながらやっていくことが必要になります。
このように、独学は熱意と工夫が大事であり、「自分が続けやすいスタイル」を模索する必要があります。
まとめ
ここまで、ベース独学のやり方ついて解説してきました。
まとめると以下の通りです。
- 機材をそろえる
- 教本を買う
- ネットで調べる
- 曲をやる
- 基礎練習をやる
- LIVE にでる
- 耳コピをする
- 音楽理論を学ぶ
思い描いた未来を実現するために、熱意と工夫を大事にして進んでいきましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたのベースライフの参考になれば幸いです。
それでは。