ベースのオクターブ奏法!!右手と左手の注意点を解説!!

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ベースのオクターブ奏法は、「あまりにも疲れる」「難しい」と感じる方は多いと思います。

もちろん練習あるのみなのですが、ある程度の注意する点があります。

ここを押さえて弾くことで、正確にオクターブ奏法を習得できます。

そこでこの記事では、ベースのオクターブ奏法の右手と左手の注意点を解説していきます。

ベースのオクターブ奏法の右手のやり方

オクターブ奏法の右手のやり方には、以下の点に注意しましょう。

  • 親指の位置
  • 手首の使い方
  • 脱力

ここからそれぞれ解説していきます。

親指の位置

親指の位置は、ピックアップ(音を拾うマイク)と4弦で使い分けます。4弦と2弦を弾く場合は、以下のように”ピックアップ”に置きます。

次に、3弦と1弦を弾く場合は、以下のように”4弦”に置きます。

このように分ける理由は、弾く距離を一定にするためです。

例えば、ピックアップで親指を固定した場合、1弦を弾くときに距離が遠くなりすぎてしまいます。すると、フォームが崩れて指の当たる位置がずれ、音量さや音色が変わってしまいます。

このようなことが起きないように、親指の位置は変えます。

このように、オクターブ奏法はピックアップと4弦に置くように注意しましょう。

手首の使い方

オクターブ奏法は、弦を一本またぐので、手首を動かしたくなります。しかし、ある程度手首は固定して、あまり動かさないことが大事です。

なぜなら、手首を大きく動かすと、早いスピードに対応できないことが挙げられるからです。また、音色が安定しなかったり、リズムが不規則になってしまいます。

しかし、人それぞれ指の長さや手の大きさは違います。特に、女性やお子さんは手が小さい人が多いので、「この辺が一番弾きやすいな」という具合でいろいろ試し、ちょうど良い位置を見つけましょう。

このように、オクターブ奏法は、手首をあまり動かさない位置を”つかむ”ことに注意しましょう。

脱力

続いて、オクターブ奏法は「とにかく疲れる」なので、”脱力”が非常に大事です。

通常のツーフィンガーピッキングに比べ、可動範囲が広いのでスタミナが必要です。

そのため、無駄な動きをなるべくしないようにします。では、「どうするのか」と言うことですが、言うまでもなく練習あるのみです。

ただし、「力が入りすぎていないかチェック」をしながらだんだん早くしたり、遅くしたり工夫しながら練習を行いましょう。

このように、オクターブ奏法は”脱力”を注意しましょう。

ベースオクターブ奏法の左手のやり方

続いて、オクターブ奏法の左手のやり方は、以下の点に注意しましょう。

  • 人差し指と小指を使う
  • 中指と薬指は弦に当てる
  • 親指はネックの中心

ここからそれぞれ解説していきます。

人差し指と小指を使う

オクターブ奏法は、人差し指で低音弦、小指で高音弦を押さえます。これが、一番無理のないフォームです。以下の画像がそうです。

しかし、はじめは小指がうまく使えない方は多いです。そのため、小指の代役として薬指を使う方もいますが、これはあまりおすすめしません。

なぜなら手を大きく開かないといけないので、後々苦労するからです。

そのため、小指を強化することで運指が楽になり、楽々押さえれるようになります。

このように、指の使い方は「人差し指で低音弦、小指で高音弦を押さえる」ということに注意しましょう。

中指と薬指は弦に当てる

次に、余っている中指と薬指は弦に軽く当てます。この理由に、オクターブ奏法は雑音が鳴りやすいため、ミュートをしっかりする必要があるからです。

ミュートとは、他の弦に触れて雑音を消すことです。これは、指を折り曲げずに、「パー」の状態で押さえることが大事です。以下のような感じです。

これは、中指と薬指は、指を伸ばした状態で軽く触れているだけです。

私がそうだったのですが、初心者はバタバタと手を動かしてしまいがちです。すると弦から指を離してしまっているので、雑音がなってしまいます。指は「弦から離さない」と意識で行うことが大事です。

このように、オクターブ奏法は、「中指と薬指を使ってミュートする」と言うことに注意しましょう。

親指はネックの中心

続いて、親指の位置はネックの中心に置くことが大事です。なぜなら、力を入れやすいためです。

これは、ネックの裏側のちょうど真ん中あたりで支えます。以下の位置です。

そして、中指と親指でネックを挟むようにします。以下のような感じです。

ただし、ハイフレット(高音)になるほどネックは太くなるので、この限りではありません。力が入りやすく、弾きやすい位置でやることが重要です。

よく、初心者で見落としがちなのは、この親指の位置です。ここを変えるだけで、非常に押さえやすくなります。

このように、オクターブ奏法は、親指の位置が非常に大事です。「ネックの真ん中で押さえ、中指と親指でネックを挟むイメージで支える」ことに注意しましょう。

まとめ

ここまで、ベースのオクターブ奏法の右手と左手の注意点を解説してきました。まとめると以下の通りです。

右手の注意点

  • 親指の位置
  • 手首の使い方
  • 脱力

左手の注意点

    • 人差し指と小指を使う
    • 中指と薬指は弦に当てる
    • 親指はネックの中心

オクターブ奏法は、ダンサンブルな印象を与える効果的なテクニックです。いろんなアーティストが駆使しているので、一つずつ確認してゆっくり習得していきましょう。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

あなたのベースライフの参考になれば幸いです。

それでは。

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