ベース弦の交換時期や頻度は?知らないと一生交換できない?

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ベース弦の交換の時期や頻度は、非常に悩むところですね。普通に使っていれば、ほぼ切れることもありません。

しかし、張り替えた瞬間から「劣化」は始まっており、音色に大きな変化をもたらします。

そこでこの記事では、ベース弦の交換の時期と頻度について、解説していきます。

ベース弦の交換の頻度

まずは、ベース弦の交換の頻度について解説します。これは、人それぞれです。

経過時間によって大きく変わり、音色の好みが分かれるためです。また、弾く頻度・手汗・保存環境によっても、違う変化をするからです。

今でも、どのタイミングが良いのか悩みます。個人的には、「2週間〜1ヶ月ぐらいまでかな」という感覚です。

ここからは、自分に合ったベース弦の交換頻度を、どう判断していけば良いのか解説していきます。

ベース弦の交換の時期は3段階に分かれる

続いて、ベース弦の交換頻度や時期のヒントになる、音色の変化について解説します。

これまで、何度も弦交換をしてきました。すると、大体の劣化の過程がわかってきます。

ここからは、変化の過程を、「交換から2週間くらい」「交換から2週間から2ヶ月ぐらい」「交換から2ヶ月以降」の3段階に分けて解説していきます。

交換から2週間くらいまでの期間

まずは、交換から2週間くらいまでの期間の音について解説します。

この時期は、高音がかなりきらびやかで、「バキバキ」という感じです。そのため、かなり「元気」な音という感覚です。

人生で例えるなら、エネルギーが有り余る「若者」のような感じです。この時期にスラップをやると気持ちいいですが、うるさくなりすぎないように注意しましょう。

また、交換したばかりは、チューニングがずれやすいので、小まめに確認しましょう。

このように、ベース弦を交換してからおよそ2週間ぐらいまでの間は、「バキバキ」で元気な音がでます。

2週間から2ヶ月ぐらいまでの期間

次に、おおむね2週間〜2ヶ月ぐらいまでの音について解説します

この時期になると、初期の「バキバキ感」は薄れて、音のバランスが比較的良くなります。

人生で例えるなら、「大人」なイメージです。余計なものが削ぎ落とされ、バランスが取れた感じです。

このように、ベース弦を交換してから2週間〜2ヶ月ぐらいは、音のバランスが比較的良い時期です。

交換から2ヶ月以降

最後に、交換から2ヶ月以降の音について解説します。

この時期は、俗に「弦が死ぬ」と言われます。音域の幅が小さくなり、「ハリ」がなくなります。人生で例えるなら、終盤が見えてきた「老後」になります。

しかし、この音色を好む方も多いです。エネルギッシュな感じはないですが、「味」のある時期でもあるからです。

特にjazzなど、メローな曲をやる方は好きな傾向があります。

このように、ベースを交換してから2ヶ月以降、「弦が死ぬ」と呼ばれる状態になります。

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ベース弦の交換のタイミング

ベース弦の交換には、4つのタイミングがあります。

好みの時期を知り交換する

1つ目は、自分が好む音になるタイミングです。

先ほど紹介した、時期に応じた弦の変化に注意します。その時期を知り、交換タイミングの基準を図ります。

また、弦の種類によって、変化の度合いや時期は変わります。

こちらの記事で様々な弦のメーカーを解説しています。

ベース弦メーカーの選び方のコツ!!もう迷わない!!

このように、大まかに、「初期」「中期」「後期」の弦の変化を意識して、どの時期が良いのか1度実験してみましょう。

錆びてきたら

2つ目は、ベース弦が錆びてきたタイミングです

弦は鉄でできているため、手汗や湿気などでサビてきます。この状況になったら、弾くたびに手が汚れ、サビ臭くなります。

こういった状況だと、弾くのが嫌になりますね。

ちなみに、弾き終わったら布で拭くようにすると、だいぶサビは抑えられます。

このように、ベース弦が錆びてきたタイミングも、交換するタイミングの1つです。

チューニングが合わなくなったら

3つ目は、チューニングが合わなくなったタイミングです。

ベース弦が古くなると、弦が伸び切ってしまい、チューニングが合わなくなります。

こうなったら即交換しましょう。

ただ、弦ではなく本体が原因で、チューニングが合わなくなることもあります。解消されないのであれば、専門家(リペアマン)に見てもらいましょう。

このように、チューニングが合わなくなったタイミングも、ベース弦を交換するタイミングの1つです。

ライブやレコーディングに合わせて調整

4つ目は、ライブやレコーディングの日程に合わせたタイミングです。

好みの音になるタイミングをあらかじめ把握しておきます。そして、ライブやレコーディングがそこに合うようにするのです。

ベース弦は高額であり、好みの音が出る時期は短いです。

そのタイミングで、人前で披露できるのが理想的です。

このように、ライブやレコーディングの日程を逆算したタイミングもベース弦を交換するタイミングの1つです。

まとめ

ここまで、ベース弦の交換の時期と頻度について解説してきました。

ベース弦は、張り替えた瞬間から「劣化」が始まり、交換の頻度は人それぞれです。これは、弦の劣化の過程で、大きく「音色」が変わるためです。

そのため、好みの時期を把握しましょう。

逆にいうと正解がないので、周りは気にせず自由に交換してください。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

参考になれば幸いです。

それでは。

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