「ベースとギターは、シールドは違うの?」と疑問を感じる方は、いると思います。
結論から言うと、明確に違いを分けているシールドは存在します。
これは、メーカーが「ベース専用」または「ギター専用」と明記しています。
多くのシールドは、ベース・ギター兼用です。しかし、ベースとギターの役割は全く違い、音の帯域が異なります。
そこに着目し、より「らしさ」を出せるように特化したものです。
もちろん、好みやバンドなどとの相性は大きいのですが、シールドで音が「こんなに変わるのか」と実感することでしょう。
この記事では、ベースシールドとギターシールドの違いを解説していきます。
もくじ
ベースシールドとギターシールドの違い
シールドにおいて、「ベースのみ・ギターのみでしか使ってはいけない」などと言うことはありません。
どちらでも使用可能です。
しかし、シールドによって特性の違いがあります。例えば、ベースの種類によって音のキャラクターが違うように、シールドにおいても同じです。
ここからベース・ギター用と言われる特徴の違いを解説していきます。
ベース用シールドの特徴
ベース用シールドの特徴は、低音・中低音が出やすいように設計されたシールドです。
ベースという楽器は、その辺りの帯域をどっしりと構えたいと思います。もちろん、それぞれのシールドによって、細かな特性の違いはあります。
これについては、パッケージの裏に、そのシールドの特徴が書かれているので、それを参考にしてみてください。
私は、モンスターケーブルというメーカーのベース用を一度使用したことがあります。
その当時は、「ベース用」と言われるものは、あまりなったので、試しに使ってみました。
その際に、ものすごいパワーがある低音が出て、「こんなにも違うのか」と非常に驚いた記憶があります。
このように、ベース用シールドとは、低音・中低音に特化した仕様になっています。
ギター用シールドの特徴
ギター用シールドの特徴は、中音域や高音が出やすいように設計されたシールドです。
ただし、ギターは、音の帯域の範囲が広いので、一概には言えない難しさがあります。
これも、パッケージの裏面をみて、特徴を参考にしてみてください。
このように、「中音域や高音が出る」と言ったシールドはギター用と捉えてください。
ベース専用シールド
ここから、ベース専用として販売しているものを紹介していきます。
- Monster Cable(モンスターケーブル)から、「Monster Bass(M BASS2)」
- Providence(プロビデンス)から、「B202」
- KAMINARI GUITARS(カミナリギターズ)から、「ELECTRIC BASS Cable(K-BC)」
- HISTORY(ヒストリー)から、「PROシリーズ「ULTRA BASS」
- Custom Audio Japan[CAJ](カスタム・オーディオ・ジャパン) から、「Master’s Choice for Bass(MC B)」
これらは、ほんの一例ですが、昨今では様々なメーカーからベースに特化した商品があります。やはり、試して体感することをおすすめします。
ギター専用シールド
ここから、ギター専用として販売しているものを紹介していきます。
- HISTORY(ヒストリー)から、STANDARDシリーズ「GUITAR」
- Custom Audio Japan[CAJ](カスタム・オーディオ・ジャパン) から、ギター用 シールドケーブル KLOTZ Master’s Choice MC G
- KAMINARI GUITARS(カミナリギターズ)から、Electric Guitar Cable (K-GC)
などなど、ギター専用とうたっているものは、意外と少ないです。
ギターは、幅広い音作りを求められるのて、シールドの特徴を吟味(ぎんみ)して、選んでください。
このように、ギターに特化したシールドも販売されています。
なぜ?シールドで音は変わる?
最後に、シールドで音が変わる理由を説明します。
まず、シールドは、電気の通り道です。しかし、「必ず劣化して伝わる」という事実があります。例えば、歩いていくうちに、靴のそこがすり減ってしまいますよね。
こう言った現象が電気でも起きてしまうということです。
そこで、各メーカーが試行錯誤して、「なるべく劣化を少なくする」・「なるべく低音だけは劣化の幅を抑える」・「中音の劣化の幅を抑える」「高音の劣化の幅を抑える」などと開発しています。
このようなことから、音が変わったということが起きるのです。
このように、シールドは、劣化の度合いによって音が変わります。
まとめ
ここまで、ベースシールドとギターシールドについて解説してきました。
ベース・ギター兼用のシールドは多いですが、「ベース専用」または「ギター専用」と言ったシールドはあります。
まとめると以下の通りです。
- ベース用シールドの特徴は、低音・中低音が出やすいように設計されたシールド
- ギター用シールドの特徴は、中音域や高音が出やすいように設計されたシールド
ベース専用シールド
- Monster Cable(モンスターケーブル)から、「Monster Bass(M BASS2)」
- Providence(プロビデンス)から、「B202」
- KAMINARI GUITARS(カミナリギターズ)から、「ELECTRIC BASS Cable(K-BC)」
- HISTORY(ヒストリー)から、「PROシリーズ「ULTRA BASS」
- Custom Audio Japan[CAJ](カスタム・オーディオ・ジャパン) から、「Master’s Choice for Bass(MC B)」
ギター専用シールド
- HISTORY(ヒストリー)から、STANDARDシリーズ「GUITAR」
- Custom Audio Japan[CAJ](カスタム・オーディオ・ジャパン) から、ギター用 シールドケーブル KLOTZ Master’s Choice MC G
- KAMINARI GUITARS(カミナリギターズ)から、Electric Guitar Cable (K-GC)
いろんなシールドを試して「こんなに変わるのか」と実感していってください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。