ベースの手入れの際に、”クロス”と言うものを使っていますか?
「別にいらないでしょ」とか「なんでもいいでしょ」と思っている方、ちょっと待った!!
実は、奥が深いとは言いませんが、愛機を綺麗に保つ優れた布です。
これを使うことで、ベースも心も綺麗になります。笑
そこでこの記事では、ベースのクロスについて解説していき、代用に使えるものも紹介します。
もくじ
ベースのクロスとは?
クロスとは、ベースについた手垢や汗などを綺麗に拭くことができる布です。私が持っているのは、安いやつですが以下のものです。
練習後やライブ後は、ボディーに手の油や指紋がついたりしますね。弦は、めちゃめちゃ触れるので、手垢や手汗でベッタベタになっています。。
また、金属のペグ・フレット・ブリッジなども汚れます。そのため、毎回放置していたら汚いですし、劣化が早くなってしまうので、「クロスで拭いてあげる」と言うことが大事です。
さらに、レモンオイルやポリッシュを使うことで、良いメンテナンスができます。その際に、「から拭き用のクロス」と「液体を含ませるクロス」を分けるといいですね。
このように、ベースやギターなどを綺麗にいい状態に保つために、クロスは非常に重宝します。
ベースのクロスの種類
「されどクロス」「たかがクロス」と思うなかれ、実に以下の4種類のクロスがあります。用途によって使い分けたら最高ですね。
- マイクロファイバークロス
- コットンクロス
- セーム革
- シリコンクロス
ここからそれぞれ解説していきます。
マイクロファイバークロス
マイクロファイバークロスは、柔らかくて目が細かい素材です。これは、ベースの塗装を傷つけにくいので、から拭きに最適です。さらに、オイルやポリッシュもある程度吸い込んでくれるので、そのような使い方もいいです。
また、1枚500円ほどで購入できるので、汚れてきたら買い替える人も多いです。もちろん、中性洗剤で洗濯すれば繰り返し使えるので、経済的でもあります。
このように、マイクロファイバークロスはから拭きにも、オイル拭きにも使えるのでおすすめの素材です。
コットンクロス
コットンクロスは、綿でできた天然素材のクロスです。これは、オイルやポリッシュなどをよく吸い込むため、そのように使うのがいいです。
しかし、目が粗いため力を入れて使ってしまうと、ベースを傷つけてしまう可能性があります。なので、しつこい汚れはマイクロファイバークロスなどを使うのがおすすめです。
こちらも洗濯すれば繰り返し使えます。
このように、コットンクロスは、オイルやポリッシュを含ませての使用がおすすめです。
セーム革
セーム革には鹿の革が使用され、非常に細かい繊維の柔らかい高級素材です。なんと髪の毛の15万分の1(0.0000015ミリ程度)の極細の繊維を持ちます。なので、ほこりやゴミが挟まっていない限りベースが傷つくことはありません。
これは、クロス自体に少しだけ油分を含んでいるため、オイルやポリッシュを付けずに、から拭きでいいみたいです。私は使ったことがないのですが、これ1枚で全てが完結しますね。
このように、セーム革は高級素材ですが、優れたクリーニング効果があるのでおすすめです。
シリコンクロス
クロスにシリコンを含ませたものをシリコンクロスといいます。これは、から拭きでも汚れを落としやすい素材です。
しかし、フレットやブリッジなどの金属パーツのメンテナンスには適していますが、ボディーなどで使用すると「細かい傷がつきやすい」と言うデメリットがあります。
このように、シリコンクロスはから拭きでも汚れを落としやすいです。どちらかというと、金属パーツを磨くのにおすすめです。
ベースのクロス代わりになるもの
わざわざクロスを買わなくても、、、と言う方は、下記の2点に注意すれば、家にあるもので代用できるものはあります。
- 繊維がほつれない
- ベースがあまり傷つかない
注意が必要なものは、「ガーゼ」「ティッシュ」「毛糸」とかは非常によくないです。傷をつけてしまうだけでなく、弦を拭いた時には、間に繊維が詰まってしまうからです。
これらを満たすもので、下記のものがいいですね。
- メガネ拭き
- コットン100%のTシャツ
メガネ拭きは優れていますね。ただ、小さいのが使い勝手が悪いところではありますが。。
また、コットン100%のTシャツとか洋服も使用可能ですね。もう着なくなったものを加工して、使うのはありです。
このように、家にあるもので一応代用できます。
まとめ
ここまで、ベースのクロスについて解説してきました。
ベースを大事に扱う上で、クロスは重要な道具です。その日々のメンテナンスが、ベースの状態や演奏に表れていくと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたのベースライフの参考になれば幸いです。
それでは。