ベースを始める初心者は、まず何が必要なのかわからないと思います。
行き当たりばったりに、「あれも必要だ」「これも必要だ」とやっていたら、「早くやりたい!」というモチベーションが下がってしまいます。
そんな気持ちを逃さないためにも、まずは最低限の5つの道具を準備しましょう。
この記事では、ベースを始めるにあたって、必要なものを紹介していきます。
もくじ
最低限必要なもの
ベースを始める上で、これだけは揃えて欲しいものが以下の5つです。
- ベース
- チューナー
- アンプ
- スタンド
- ピック
ここから、それぞれ解説していきます。
ベース
まず、ベースがなければ始まらないですね。知り合いに借りるでもいいし、購入するでもいいので、まずは用意しましょう。
私のおすすめは、ジャズベースという種類のベースです。シンプルかつ癖がないので初めての1本目にちょうどいいです。
また、初めてのベース選びに迷われている方は、以下の記事で解説しているので覗いてみてください。
何はともあれ、まずはベースを用意しましょう。
チューナー
ベースを弾く上で、チューニングをする必要があります。チューニングとは、各弦を決められた音程に整える行為です。
このチューニングをする上で、必要になるのが、「チューナー」です。
チューナーには様々な種類がありますが、特におすすめなのはクリップチューナーと呼ばれるものです。
これは、ベースのヘッドに挟むだけで、振動に反応してチューニングができる優れものです。また、安く入手できることができ、小型なので使いやすいです。
以下の記事でより詳しくチューナーについて解説しているので、覗いてみてください。
さらに、チューニングのやり方については、以下の記事で解説しています。
→ベースチューニングのやり方!正しい方法や仕方と失敗例を紹介
このように、チューニングするために、チューナーは用意しましょう。
アンプ
エレキベースは、電気を音に変換する楽器なので、アンプというものが必要です。アンプとは、ベースの音(電気信号)を増幅してスピーカーから流す機材です。
これがないと、ベースは音が鳴りません。正確には”ベースらしいサウンドが鳴らない”です。音量がめちゃくちゃ小さいですし、ベースの低音はほぼ感じられません。
なので、練習の段階でもアンプを通さなければ、モチベーションが全く上がりません。それに”いい練習”もできないので、アンプを通しましょう。
ただし、自宅でアンプを使用していると周りに迷惑がかかることがあります。ベースの低音は、かなり響いてしまうためです。
そこで、誰にも迷惑がかからないアンプを以下の記事で紹介しています。
このように、よい練習をするためにも、アンプも用意しましょう。
スタンド
スタンドとは、ギターやベースを立てかけるものです。これがないと、置き場所に困ってしまいます。
ケースにしまうか、その辺に立てかけたり、置いたりすることになります。ただし、ケースにしまうのは面倒だし、その辺に置くのは、転倒や破損の原因になってしまい非常に危険です。
そこで、スタンドに立て掛ければ、安定しますし、練習の再開もスムーズです。
また、スタンドにも数種類あるので以下の記事で解説しています。
このように、安全に立て掛けるためにも、スタンドを用意しましょう。
ピック
ピックとは、弦を弾くための道具です。大体一つ¥100〜なので、安いです。
ベースの弾き方は、ピックと指弾きがあります。初めてベースに触れる方は、まずはピック弾きをおすすめしています。
なぜなら、比較的弾けるのが早いですし、ギターへの転向があった場合に、すぐに馴染める理由からです。
もちろん指弾きをいきなりやってしまうのもありです。ただし、最初の壁が大きいということです。
それぞれの弾き方は、以下の記事で解説しています。
このように、ピックも用意しましょう。
バンドを組むと必要なもの
バンドやグループを組むと、必然的に全体練習やライブに出演することになると思います。
その際に、必要になってくる道具があります。それは、以下の通りです。
- シールド
- ストラップ
ここから、それぞれ解説していきます。
シールド
シールドは、シールドケーブルと呼ばれ、ベースとアンプを繋ぐものです。リハーサルスタジオに入る機会が出てくると、これがないとアンプから音を出すことができません。
リハーサルスタジオとは、楽器の練習ができるお店です。ドラム・アンプ・マイク・キーボード等々様々な機材が準備されています。
基本は予約制です。ネットで、「場所 音楽 スタジオ」「場所 リハーサルスタジオ」で検索すれば出てきます。
そして、スタジオでは大抵シールドの貸し出しを行っています。ただ、持参した方が何かと楽だし、シールドによって音色が変わります。
以下の記事でシールドによって音色が変わる仕組みを解説しています。
このように、シールドを用意しましょう。
ストラップ
ストラップは、ベースを立って弾く際に、肩にかける道具です。これがないと立って弾けません。
悩む部分として、ストラップの長さ調整があります。以下の記事で長めがいいのか、短めがいいのか解説しています。
このように、立って弾くためにストラップを用意しましょう。
おすすめアイテムとメンテナンスで必要なもの
絶対に必要なものではないけど、おすすめのアイテムを紹介します。
- 指板潤滑剤
- ストラップロックピン
- クロス
- レモンオイル
指板潤滑剤
これは、弦に直接吹きかけて指の滑りをよくするものです。
弦と指の間には、手汗や逆に乾燥で摩擦が生じて弦移動がうまく出来ないことが多いです。
そんな時、これを吹きかけておくことで、かなりスムーズに移動する事ができます。
滑り過ぎてしまうこともあるので、好き嫌いはありますが、私は重宝していました。
注意点としては、指板にかかってしまうと、「悪影響がある」「あまりよくない」と言われているので直接かけるのは避けましょう。
なので、弦と指板の間に布や紙を挟んだり、クロスにスプレーして弦を拭きましょう。
このように、指板潤滑剤を使うことで、弾きやすくなります。
ストラップロックピン
ストラップロックピンとは、ストラップが外れないように固定する道具です。以下の画像がそうです。
ストラップは、使っていくうちにピンに取り付ける部分がヘタってきます。すると、弾いてる最中に外れてベースが落ちてしまうことがあります。これを防ぐために、完全に固定できる優れものです。
私は、結構激しく動いてパフォーマンスするタイプだったので、よく外れていました。ライブで外れると最悪で、演奏も止まってしまうし、恐怖心が生まれて思い切りできなくなってしまいます。
そんな時に、このストラップロックピンの存在を知り、非常に重宝することになった経緯があります。
特に、ちょっと安いストラップだと、ヘタるのが早いので、これを付けることで長持ちします。意外とおすすめの道具です。
このように、ストラップが外れないようにする、ストラップロックピンはおすすめです。
クロス
クロスは、ベースや楽器を拭くための布です。また、メガネなども拭ける繊維の細かい生地になっています。
これで、金、銀メッキにキズをつけずに、気になる指紋や汚れと取り除けます。また、汚れたら洗って何度でも使えるので持っといて損はないです。
私は、指紋がベタベタ付くのが嫌なので、クロスを使うと綺麗に取れるので重宝していました。
このように、クロスで、指紋や汚れを取り除きましょう。
レモンオイル
レモンオイルは、指板の乾燥を保湿して汚れも落としてくれるメンテナンス道具です。
ベースは木材でできているので、乾燥は大敵です。指板は特に繊細なので、メンテナンスはしっかりしたいですね。タイミング的には、弦交換の際に、レモンオイルで指板をきれいにして、保湿してあげるのがいいです。
愛器を長く使用するために、大事にしてあげましょう。
このように、指板の乾燥や汚れをレモンオイルでメンテナンスしましょう。
練習を効率よくするもの
ベースを習得していく上で、練習効率は非常に大事です。しかし、初心者は「何からやれば良いのかわからない」という悩みがあると思います。
そんな方に以下のものがおすすめです
- 教則本
- メトロノーム
- イヤホン・ヘッドフォン
教則本
教則本とは、ベースのノウハウが詰まった知識と練習ができる教科書です。
これは、順追って解説してくれているので、「どうすればいいか」が明確になります。
私も初心者の頃は非常にお世話になりました。ただ、読破したことはありませんが。。。
昨今では、YouTubeやネットなどでわかりやすいものが溢れているので、そちらを駆使するのもいいです。
しかし、教則本は時系列順になっているのが見やすいので、まずは一冊わかりやすそうなものを手に取ってみては。
このように、教則本で練習の効率が上がります。
メトロノーム
メトロノームは、ベース上達に欠かせないアイテムです。これは、正確にリズムを掴む練習ができます。プロアマ問わず、誰もが重宝するものです。
メトロノームだけの個体とか、チューナー付きだったり、スマフォのアプリにあったりします。
簡単に手に入るので、どのような感じなのか試してみてください。リズムに関して、非常に奥が深いことを実感できると思います。
以下の記事で、メトロノーム使用した練習も解説しています。
このように、メトロノームはリズム練習に欠かせないアイテムです。
イヤフォン・ヘッドフォン
初心者は、ベースの低音を聞き取るのに苦労すると思います。そんな時、イヤホン・ヘッドフォンで聴くことをおすすめします。
ただし、チンケなものでは音質は最悪なので、ある程度のものを用意しましょう。低音は非常に音圧があり、音としては強いんですが、人間の耳は聞き取りずらい性質があります。
そのため、注意深く聞き“どんな音なのかをインプットしていく作業が必要”になります。つまり”慣れ”が重要なのです。
イヤフォン・ヘッドフォンは、閉じた世界なので意識を集中しやすいです。また、ベース練習の際に、周りに迷惑がかからないように、音が漏れない配慮が必要な方にも重宝します。
このように、イヤホン・ヘッドフォンは非常にいいアイテムです。
まとめ
ここまで、ベースを始めるにあたって、必要なものを紹介してきました。まとめると以下の通りです。
最低限必要なもの
- ベース
- チューナー
- アンプ
- スタンド
- ピック
バンドを組むと必要なもの
- シールド
- ストラップ
おすすめアイテムとメンテナンスで必要なもの
- 指板潤滑剤
- ストラップピン
- クロス
- レモンオイル
練習を効率よくするもの
- 教則本
- メトロノーム
- イヤホン・ヘッドフォン
まずは、「弾きたい」と思った気持ちを大事にするためにも、素早く最低限必要なものだけ揃えましょう。
そこから、必要に応じて揃えていけばいいのです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたのベースライフの参考になれば幸いです。
それでは。