ベースのコントロールノブは、音量・音質をコントロールするつまみです。ベース本体に、様々な種類のつまみがあります。
ただ、「どのような種類や使い方があるのかわからない」という方は多いと思います。
この記事では、最もポピュラーである、ジャズベースタイプを例に解説していきます。
もくじ
ベースのコントロールノブの基本的な知識
コントロールノブは、ベースの音量(ボリューム)・音質を調整するものです。
ベースには、ピックアップ(PU)と呼ばれる、音を拾う部分があります。この拾い方を調整するのが、コントロールノブです。
ネック側(ヘッド側)のピックアップは、フロントピックアップといいます。お尻側(ブリッジ側)のピックアップは、リアピックアップといいます。
このように、コントロールノブとは、ピックアップ(PU)による音の拾い方を調整するつまみです。
ベースのコントロールノブの例
ベースのコントロールノブの例を紹介します。
以下の画像をご覧ください。
それぞれ上のつまみから順に、フロントボリュームノブ・リアボリュームノブ・マスタートーンボリュームになります。
それぞれのコントロールノブは、時計回りに回すことで、ボリュームが上がります。反時計回りに回すと、下がります。
フロントボリュームと、リヤボリュームを、両方好きなあんばいでブレンドすることができます。マスタートーンボリュームでは、音質を変えることができます。
それぞれのノブについて、効果を解説していきます。
フロントボリュームノブ
まずは、フロントボリュームノブの効果を解説します。この部分は、フロントピックアップにおける音の拾い方を調整します。
これだけを上げた場合、「モコッ」とした低音成分の多い音色が鳴ります。
よく、プレシジョンベースの音色に似ているといわれます。
このように、フロントボリュームノブを上げることで、「モコッ」とした音色になります。
リアボリュームノブ
次に、リアボリュームノブの効果を解説します。この部分は、リアピックアップにおける音の拾い方を調整します。
ここだけを上げた場合は、高音成分が強めの硬い音色になります。
そのため、音の輪郭はハッキリします。
しかし、タイトになりすぎて、演奏が難しくなることもあります。
このように、リアボリュームノブだけを上げた場合は、高音成分が強めの硬い音色になります。
両方を上げた場合
フロントボリュームノブ・リアボリュームノブを両方上げた場合は、ブレンドされた音色になります。
好みに応じて調整できますが、私は、基本的に両方ともマックスにしています。
なぜなら、弾いているうちに触って動いてしまうからです。また、同じくらいに上げることで、ノイズが減ると言われています。
これは、ハムバッカー効果と言われるものです。フロントピックアップとリアピックアップのノイズ同士がぶつかり合って、打ち消す効果のことです。
なお、フロントボリュームノブ:リアボリュームノブの対比を、10:5などのように調整したい場合、ノブではなくアンプで音作りした方が良いです。なぜなら、変化がわかりにくいからです。
このように、フロント・リアボリュームノブを両方上げた場合は、ブレンドされた音色になります。
マスタートーンボリューム
最後に、マスタートーンボリュームについて解説します。これは、全体の音質を調整するものです。
マックスの状態から絞っていくほど、高音が削れていき、「マット」と呼ばれる感じになっていきます。
使い方としては、高音がうるさいと感じる時に、絞るといいです。
このように、マスタートーンボリュームで、全体の音質を調整します。
まとめ
ここまで、ジャズベースを例にコントロールノブを解説してきました。
まとめると以下の通りです。
- 時計回りに回すと、ボリュームが上がり、その逆で下がる
- フロントボリュームノブを上げた場合は、「モコッ」とした低音成分の多い音色
- リアボリュームノブを上げた場合は、高音成分が強めの硬い音色
- 両方上げた場合は、ブレンドされた音色
- マスタートーンボリュームは、絞っていくと高音が削れていく
このような効果があります。
ベース本体によって、つまみは様々なのでいじってみて確かめてください。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
あなたのベースライフの参考になれば幸いです。
それでは。