ベースがリズムキープができていないと、バンド・グループ全体が不安定になってしまいます。
けど、「リズム感がないし」「どこがずれているかわかんない」「周りに注意される」「うまくなりたいけどどうすればわかんない」と言った悩みを抱えている人は多いと思います。
そこでこの記事では、リズムキープができない4つの原因と解決法を解説していきます。
周りの音が聴けていない
まず、リズムキープができない原因として、「周りの音が聴けていない」ことが挙げられます。
演奏に自信がないと自分で精一杯になってしまいます。例えば、「次はここを押さえて…」「えっと…次はなんだっけ…?」こんなことを考えながらやっていたら当然周りを聴く余裕はありません。
つまり、曲に対する練習が足りていないということです。とにかく、不安要素がなくなるまでひたすらやります。すると、余裕が生まれ周りの音をしっかり聴けるようになります。
このように、自分のパートの不安要素がなくなるレベルまでいけて、初めて周りの音がしっかり聴けるようになります。
メトロノームを使った練習をしていない
次に、リズムキープができない原因は、「メトロノームを使った練習をしていない」ということが挙げられます。
初めから「リズムキープめちゃめちゃ得意」という人は、”嘘をついて裏ではめっちゃ練習している人”か”リズム感の天才”です。
基本的には、これは練習しないと身につきません。逆にいうと、練習すれば誰でもよくなります。
私は、リズムキープに自信がなく、リズムが遅れてしまうタイプでした。この原因は、「周りに合わせすぎていた」ことでした。つまり、周りが音を鳴らしたら、続いて音を鳴らす感じです。
バンドメンバーには、「リズムが安定していない」とよく言われていました。。それから、バンド全体や個人でメトロノームを使う練習をするようになり、だんだんとよくなっていきました。
すると、基準となるテンポが正確になってくるので、「周りに合わせる」ではなく、「周りと進む」という感覚が身につくようになってきました。
このように、メトロノームを使った練習をすることによって、リズムキープができるようになってきます。
演奏の録音をしていない
次は、リズムキープができない原因の一つに、「演奏の録音をしていない」ということが挙げられます。
これは、客観的に聴かないと自分・全体の演奏が「どんな感じなのか」わからないからです。
例えば、自分の声を録音して聴くと、「えっこんな声なの」「話すスピードはこんなゆっくりなの」とイメージとかけ離れていてびっくりしますよね。
このぐらい、自分が行っていることは「自分が一番理解していない」のです。その辺、周りはよくわかっていたりもします。
つまり、客観的に聴くことをしないと、勝手な想像が膨らみ「自分はできている」という妄想になってしまう危険性があるのです。
なので、演奏を「録音し、聴いて、修正し、録音し、聴いて、修正し…」を繰り返す必要があります。
このように、演奏を録音することによって、リズムキープができていないところがより鮮明にわかります。
ドラムと二人で合わせていない
次に、リズムキープができない原因の一つに、「ドラムと二人で合わせていない」ことが挙げられます。
ベースはドラムとセットでリズム隊と呼ばれます。ドラムと息を合わせることで、強力なリズムを生み出すことができます。
他の楽器が一緒では、ドラムを強く意識することがなかなかできません。しかし、たった二人で合わせると、「ここがズレる」とか「こんなリズムだったのか」と言った発見がありリズムキープがしやすくなります。
そして、ドラムと合ってくると「グルーヴ」と呼ばれる「ノリ」を感じる瞬間が出てきます。これは、「鳥肌立つような」心地いい時間です。
私は、「グルーヴ」と呼ばれる感覚は多くは体験していませんが、「おもわず目を合わせて笑ってしまう」と言った心地いい瞬間は脳裏に焼き付いています。
このように、ドラムと二人で合わせることによって、息があってきてリズムキープがしやすくなります。
まとめ
ここまで、リズムキープができない4つの原因と解決法を解説してきました。まとめると以下の通りです。
- 周りの音が聴けていない
- メトロノームを使った練習をしていない
- 演奏の録音をしていない
- ドラムと二人で合わせていない
もちろんすぐにできることではありません。少しずつ上達を実感しながら進んでいってください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたのベースライフの参考になれば幸いです。
それでは。