弦楽器って、チューニング が凄くズレやすいですよね!弾いているうちに、どんどんズレていってしまいますね。
また気づかぬ間に、開放弦でのチューニングが合っていても、押弦した時に音程がズレている場合があります。
特に、ハイポジションはズレが大きくなります。そんな状態での演奏は、大変気持ち悪いです。
大体、木材で出来ているので、季節や天候に左右されて、ネックが反ったりする影響で、チューニング が合わないことも。。。
そんな繊細な楽器であるベースのチューニングについて、大事なチューニング方法お伝えしたいと思います。
なおギタリストも参考になると思うのでどうぞー。
オクターブチューニング
まず、オクターブチューニングとは??
例えば、4弦開放弦のEは同じ弦の12フレットもEになります。
これは1オクターブ上がった音です。
1オクターブとは、ドレミファソラシドレミファソラシ・・・・のように音階は階段状に上がっていきます。この例でいう、ドからドまでの距離を1オクターブと言います。なので、次の次のドは2オクターブ。次の次の次は3オクターブと言います。
そして音が高くなったのならば、○オクターブ上がったといい、逆に低くなったのならば、○オクターブ下がったと言います。
ハーモニクス
ここで、12フレット上を触れて、ピッキングするだけで『ポーン』という音が出る現象のハーモニクスという技法を使います。
本当に触れる程度。不思議ですね。綺麗に鳴るので、
鳴る場所と鳴らない場所を見つけるのって意外と楽しいですよ!?
ハーモニクスとは、鳴るポイントが決まっています。簡単に説明すると、弦を半分に等分するポイント、これはちょうど12フレットの真上です。 そして弦を3等分にするポイント、7フレットと19フレットの真上。 4等分、5等分がありますが、等分の数が大きくなるにつれて音量が出ません。 |
この12フレットのハーモニクスポイントは12フレットの実音と一緒の音程です。
4弦の開放弦のEでのチューニングの場合
まず、1オクターブ上がった12フレットのハーモニクスを鳴らします。
しっかりとEに合っているかを確認します。
その後に押弦して12フレットの実音を鳴らします。
他の弦も同様に12フレットがオクターブなので、同じ要領で確認してください。
ハーモニクスと実音がズレていた場合
ハーモニクス音と実音の音程がずれていたら、ブリッジについてるサドルを動かしましょう。
⚠️ハーモニクスの音を基準に行います。
実音が低ければ、ネジを左に回して、サドルをネック側に動かします。
逆に実音が高ければ、ネジを右に回して、サドルをボディエンド側に動かします。
この工程をやったら、もう一度最初からチューニングをします。
地道に合わせていきます。
全体の流れ
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この工程を合うまで繰り返します。
ちょっと大変だけど、大事なことなのでやってみてくださいね。
⚠️あまりにも合わない場合は、楽器屋さんでメンテナンスしてもらいましょう。
まとめ
オクターブチューニングとは、ハーモニクスを基準にして、実音の音程を合わせるチューニング方法。
もし音程にズレが生じていたら、サドルを動かして調整しよう。
その際に同じ工程を何度か行い、合うまでやりましょう。
チューニングがバシッと合っていれば、アンサンブルがクリアになりまとまるのでしっかり押さえときましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
良いベーシストである為の大事な要素ですので、是非、癖づけてみては?
あなたのベースライフが素敵でありますように。。それでは。。